対象としては小中学校向けですが、クォリティは紛れもなく専門性な内容を含んでます。例えば「8の字ダンス」なんかは高校で習う内容ですし、ワックス線なんかは高校でも習いません。だから大学図書館の「生物学」の書架に排列されているのかもしれません。
 そして何より興味を持つ内容・構成が異議深いと思います。児童向けの本は何より興味を持つことに重点を置くべきですからね。例えば大きな活字、写真や図の多用などです。でも語彙がちょっと難しすぎるかな、と思います。例えば「羽化」「孵化」はもちろん「ワックス線」「化学物質」など専門語彙が多すぎます。「羽化」「孵化」「化学物質」などは市販の国語辞典を引けばおkですが、「ワックス線」などは広辞苑にも載ってません(笑)語彙をもっと平易にするか、注釈をつけるなどした方がいいと思います。それとも理科の時間に習うのかな?
 全部覚える必要はありません。大事なのは「へー、こうなんだー」と関心を持つことです。学校の教科書がつまらないのは覚えること優先だからです。強制されたら誰だって嫌ですよね。でももともと人間は知的好奇心を持ってますから読書として読む分には(個人に適応したレベルであれば)、面白いと思います。
 余りにも易しすぎたらつまりませんし、あまりにも難しすぎたらチンプンカンプンでしょうね。そう言った目線で見ると多少難解なもののレベルは適してるかと思いますよ。
 では。